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心に生きる八代先生 1

心に生きる八代先生 その1 

 3月12日、元管理牧師の八代崇師(日本聖公会首座主教・北関東教区主教)が逝去されました。65歳。
八代師は1973年6月から12年間神田教会を司牧後、北関東教区主教に就任、日本聖公会をリードしてこられました。
 今、学者・教育者として、また日本聖公会指導者としての八代先生の業績が語られていますが、ここでは神田教会における八代先生の一面を振り返ってみたいと思います。(編集部)

 「み言葉は礼拝の中で」     岡登正子

  八代先生は1973年、神田教会に赴任されました。前任の矢崎先生が3年余と短かったので、お若い先生をお迎えして本当にみんな喜びました。

 博学な先生でしたのに、少しも気取らないで、みんなに親しく接してくださいました。
 
 礼拝説教では、色々と例をあげて分かりやすくお話してくださいました。聖書のみ言葉を生活にどう生かせるかを問いかけ、み言葉は礼拝の中でこそ理解できると繰り返し語られたことが今でもハッキリと残っています。
 
 地図や絵画を使って教会の歴史を分かりやすくお話されたこともありました。

 また、先生は夏のキャンプを実行されました。子どもから老人まで楽しく親睦でき、今は神田教会の恒例になったキャンプでは、先生お得意の写真機が大活躍でした。
 
 そして12年。先生が北関東教区の主教に決まった時、一同お喜び申し上げつつも淋しい心持になりましたが、先生の主教としてのお姿を拝見し、ああ、これで良かったのだ、神さまは良き器として先生をお用いになったのだと納得したものでした。
  
 先生がこんなに早く召されるとは思ってもみませんでした。責任感の強い先生は無理をおしてお働きになったからと思います。もっともっと教会のためお働き頂きたかった先生でしたのに残念でございます。
 
 今も私の中にはあのにこやかな先生のお顔と礼拝での真摯なお姿が浮かんできて、にぶる心を励ますのです。

 神田基督教会報「おとずれ」第71号より 1997年6月8日


神田基督教会、内部、現在縮小   岡登家を訪問、家族と縮小
写真左:神田基督教会礼拝堂内部
    1991年に新築された聖堂

写真右:岡登家を訪問した時、お孫さんたち家族と
    壁上部にあるのは崇の油彩で、岡登さんが神田教会のバザーで購入されたのでしょう。
    崇を囲んで右に岡登正子さん、左から2番目正子さんのご主人である五郎さん。
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